
モハンマディエ
モハンマディエ歴史地区は、ナーイン市街から2キロ離れた場所に位置している。この地区の歴史はイスラム以前にさかのぼり、その地名の由来は、この土地の人々のイスラム教(預言者ムハンマドの宗教)への信仰にあるとされている。モハンマディエはかつて、住民の数も広さもその規模は小さかったものの、高い文明を有し、文化と経済の点で発展していた。そうした指標の例として、この土地が抱える非常に価値ある歴史遺産が挙げられる。
モハンマディエ・ジャーメモスク
モハンマディエの最も重要かつ最も古い歴史的建造物の一つであり、900年の歴史を持ち、様々な独特の特徴を有している。このモスクは2階建で二つのテラスを持ち、複数の入り口、冬季の夜間用礼拝室、美しい地下、礼拝前の洗浄所、地下水路、回廊などで構成されている。メフラーブとエイヴァーンの壁には独特の装飾が施されている。

サレクーチェ・モハンマディエ・モスク
1千年以上の歴史を持つ、イスラム初頭の建築。建築設計の点で、完全に他のモスクと異なっており、これはイスラム初期の建築の重要な特徴の一つである。このモスクには境内、つまり中庭がない。建物は長方形で、ドームは中央に造られている。この歴史建築の他の重要な特徴としては、モスクのドーム内面と室内の壁の上部に見られるクーフィー書体の碑文であり、碑文全体は漆喰の表面に瑠璃色で描かれている。
モハンマディエ城砦
モハンマディエ城砦は、地域と町を防衛するための要塞だったと言われている。小高い丘の上に建ち、多辺形をし、いくつもの半壊した塔と高い城壁を持つ。この城砦のふもとには無数のアバー織り工房が散在する。この城砦の歴史はイスラム以前にさかのぼる。

水車
モハンマディエの建築傑作の一つで、この建物を建てるための驚異的な建築技術は、地域の重要な歴史遺産の一つに数えられている。水車は、長い歴史を持ち、「ケイホスローの水」と呼ばれるカナートつまり地下水路の水を利用して、数百年間使用され続けている。この歴史的建造物は、特殊な技術を用いて地中に掘られ、そこには一切の建築資材は見られない。全体で最短130mの長さと30mの深さに掘られている。水は非常に深く長い水路を通過した後、小麦の製粉のためのいくつかの部屋へと流れている。

アバー織り
アバーとは外套・マントのことで、現在は主にイスラム聖職者が着用しているが、昔は広く一般に着用されていた。この産業はかつて非常に重要なものだった。原材料はこの地で生産され、高い職業的魅力を持っていたが、現在はわずかな数のお年寄りだけがこの職業に従事している。ナーインの冬用アバーは、かつて、ペルシャ湾岸やアラビア半島の国々、イラク、さらにエジプトやシリアにまで輸出されていたほど高い名声を博していた。

氷庫
砂漠における最も重要な氷の保存場所であり、モハンマディエにおける建築史の最重要な流れを汲んでいる。氷庫は大抵、町の郊外の水路付近にあり、地下に掘られ、円錐形の屋根がその上に建てられている。暑い季節のために氷が保存されている。

貯水庫
砂漠地帯特有の建造物である貯水庫は、地表面よりやや下に作られた屋根付きの池のようなもので、貯水庫の深さと厚みのある壁、そして風の取り込み塔によって、水温は冷たく保たれている。建築資材には、レンガ、石、石灰、モルタルが使われている。
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絨毯織り
ナーインには、ペルシャ絨毯の伝統に組する絨毯織りの伝統がある。独自の結び目で織られた絨毯もある。

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